飴・キャンディ研究所とは
Concept
優しく、ゆっくり、
寄り添うお菓子。
キャンディは、昔から人々の生活の中に存在していました。
キャンディが「砂糖」というシンプルな原材料のみで作れる点や、古くからでん粉の糖化方法について経験値として持っていたため、人は「水あめ」を作ることができました。様々な要因の元、はるか昔から作られてきたのは事実ですが、「食べられ続けてきた」という意味合いは「作れる」ということとは全く文脈が異なる話です。
「神話」が古来から現代まで語り継がれる理由の一つに、神話の中に人が欲する「物語構造の本質」が存在することが挙げられます(書籍「千の顔を持つ英雄」より)。キャンディもまた、神武天皇が製法を確立したといった記載があるように、神話の時代から現代にいたるまで延々と食べられ続けられてきた理由は、キャンディには「嗜好品」としての「本質」があるからでしょう。
食べられ続けてきた、
嗜好品としての本質は何であるのか?
本質の核には、「甘さ」というものがあるのは間違いないことだと思います。
甘さによって「多幸感」が生まれ、それを一瞬だけで終わらせたくない。そんな思いが「固める」ことで一定時間以上ゆっくりと時間をかけて甘さを感じさせてくれる食べ物へと昇華していったのではないでしょうか。
時間がもう一つの柱というわけです。
「多幸感」と「時間」を飴、キャンディの本質としてとらえ、「優しく、ゆっくり、寄り添うお菓子」をコンセプトとし、これを元にキャンディを再定義すべく研究開発を進めていく。これが、飴・キャンディ研究所です。